稚児は元来、祭りの場で神のよりしろとなる清浄神聖な者を意味します。
子供はその清浄無垢な心身が尊ばれ、神を表現する役目をしてきました。
それなら子供は皆、誰もがお稚児さんを務められるはず。
でも今、子供が子供らしくいられる時間はどんどん短くなっています。
私たちは、子供が少しでも長く汚れない心を持ち続けられる社会を、実現してゆかなければなりません。

(写真は、京都を代表する写真家・水野克比古氏の作品です)

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